クレカ用語集「さ行」④

【信用照会】

与信者が、申込人のクレジットヒストリー、および現在のクレジット利用状況について、個人信用情報機関に問い合わせることをいう。カード加盟店がカード会社に対して与信の可否を問い合わせる「信用確認、信用承認」(オーソリゼーション)とは異なる。

【信用情報】

個人(消費者)や企業の信用に関する情報。個人信用情報機関が収集・提供する情報は、個人信用情報機関に属する会員企業と消費者のクレジット取引に基づく客観的な発生情報(取引実績=クレジットヒストリー)、および消費者の客観的な属性(氏名、住所、勤務先、訴訟の有無など)である。

【スコアリングシステム】

消費者の「信用」をデータから計数的に判断するシステム。クレジット申込者の属性情報(年齢、居住状況、勤務形態、年収など)、信用情報機関による既存借入れ金額・件数などの情報をもとに、支払い可能レベルを予測しその信用度合いに応じて信用供与(与信)する。コンピュータシステムにより自動与信を行なうのが一般的となっている。システム構築は既存顧客データのリスク発生実績に基づいて作られる。また、属性情報によるスコアリングは経済環境などにより変化するため、直前のリスク発生データを元にスコアを洗替えしていく人工知能導入型システムも増えている。なお、スコアリングとは「採点」することの意味。

【(社)全国信販協会】

略称;信販協。信販大手・中堅業者で組織している業界団体(社団法人)。1958(昭和33)年1月設立。業界内の懇親・利害調整などのほか、会員を対象にした研修会や消費者啓発活動などを行なっている。協会として(社)日本クレジット産業協会に加入している。

【総合割賦購入あっせん】

カード会社(信販会社を含む)が発行するクレジットカードによる割賦販売あっせんのこ と。これに対し、小売業者などが自社の割賦カードで販売する場合は、「総合割賦販売」と呼ばれる。なお、総合割賦購入あっせんは経済産業省に登録した法人でなければ、業として営んではならないことになっている。

【総合クレジット業】

あらゆるタイプの「クレジット」を取り扱う業態。具体的には、個品割賦購入あっせん、クレジットカード、消費者金融、保証ローン、住宅ローン、代行カード発行、リース、レンタ ル、ファクタリングなど、幅広くクレジットビジネスを展開している業態をいう。