ゲーム理論でキャッシング
ここでは「利得行列」というゲーム理論でキャッシングを見ていきます。
これは下記の表を見れば一目瞭然です。
会社側、ユーザー側、どちらも有利()なのは、会社は金利据え置き()、ユーザーは返済OK(可能)の時です。
このように各プレーヤー(ユーザーとキャッシング会社)が最良の結果を得て、相手プレーヤーが選択を変えない限り自らも選択を変えなくても良い均衡状態を「ナッシュ均衡」といい、いかに、この表を考えて交渉するか、これがポイントになるでしょう。
もう少し補足しておきます。この利得行列を使ったゲーム理論の考え方に「囚人のジレンマ」というのがあります。
簡単に解説すると、これは<個々の利益追求が社会全体に不利益をもたらす>ということを説明するゲーム理論です。
つまり、下記の図表でいうと
・ユーザ(借り手)は「返済」すること
・会社(貸し手)は金利を「抑える」こと
これが結果として「社会全体に不利益をもたらさない」ことに繋がる。
以上のことを理論的に使って、交渉することがポイントです。
※なお下記の図表は囚人のジレンマの基本モデルとは違います※
※図表は下にあります↓
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ユーザ/会社会社:金利会社:金利↑
ユーザ返済OK(ユーザ,会社)(ユーザ↓,会社↑)
ユーザ返済NG(ユーザ→,会社↓)(ユーザ→,会社↓)