悪質広告チェック術③

巷に溢れる広告の中でどれが悪質なのか分からない。それでは広告ではどんなところをチェックすればいいのか、基本事項を紹介します。

その3 怪しげな団体名に注意

悪質業者の広告事例では、「全国貸金組合加盟」「全国情報連合役員」など、信用させるために何らかの団体に加盟しているように装っているものが見られます。  しかし、その団体名は「そんなものどこにあるの?」と首をひねるものがほとんど。実在する公式団体は上記の貸金業協会(正式名は社団法人○○県貸金業協会)で貸金業すべてを網羅します。それから業態別の任意団体として、消費者金融ではJCFA(日本消費者金融協会)、NIC会、CLA(日本消費者金融協議会)です。大手(アコム、アイフル、プロミス)だけで啓発事業を目的とした消費者金融連絡会というのもあります。最近は悪質業者に「JCFA加盟」「連絡会加盟」と悪用されたりもしていますので、不審な点がある場合にはこれらの団体に問い合わせてください。くれぐれも騙されないように。  また、「全国情報連合役員だから情報を操作できて限度額を上げられる」などと言って騙しているものもありますが、消費者金融関連の情報機関は「全国信用情報センター連合会」傘下の33センターで、もちろん役員だから情報を操作できるなんていうことはありません。