銀行がつぶれると、ペイオフで「元金1000万円とその利息」が保証されますが、保険会社の場合は複雑になっています。
生命保険会社が破たんした場合、生命保険契約者保護機構によって、「責任準備金の90%」が補償されます。
責任準備金というのは、保険会社が将来の保険金や給付金の支払のために積み立てるお金です。
「責任準備金の90%」ということは、保険金額が1000万円の契約について、保険会社が破たんしても保険金額900万円は補償されるということです
しかし、破たんした保険会社の財務状況によってはさらに、「予定利率の引き下げ」が。これが実施されると年金額も大幅にカットされる可能性があります。また、「早期解約控除」も実行されると、解約返戻金が減額されて困ったことに・・・。
積立性の保険の貯蓄部分の補償割合は、80%になります。
損害保険会社が破たんした場合、損害保険契約者保護機構によって、破たん後3か月以内の事故については「補償割合100%」で補償されます。ただし3か月経過後は「補償割合80%」になります。